新築の家を引き渡されるとき、完成した家が思い描いていた通りのものかどうか確認することは非常に重要です。引き渡し前にきちんとチェックすべきポイントを押さえておかないと、後々のトラブルにつながる可能性もあります。このチェックリストを参考にして、確実に新築引き渡し時の確認を行い、スムーズな入居準備を進めましょう。
完成した家をチェックする内覧会のポイント
引き渡し時に最も重要なのが内覧会です。内覧会では、家の隅々まで確認を行い、引き渡し前に問題を見つけることができる貴重な機会です。内覧会の際に注意すべきポイントとその準備方法を以下にまとめました。
内覧会の重要性と事前準備
内覧会は、新居の完成度を確認するための最も重要な段階です。施主が直接家をチェックできるこのタイミングで、不具合や仕上がりに問題があれば、引き渡し前に修正を依頼できます。特に重要なのは、目に見える箇所だけでなく、見落としがちな設備や隠れた部分もチェックすることです。
事前準備としては、以下のことを確認しておきましょう。
- メジャーやカメラを用意する…家全体を確認するためには、サイズのチェックや写真を撮っておくと後で見返すときに役立ちます。
- 設計図や契約書を持参する…内覧会で確認すべき点を整理し、設計図や契約書と照らし合わせておくことで、漏れなく確認できます。
- チェックリストを作成する…内覧会中に漏れなく確認できるよう、事前に確認すべき項目をリスト化しておくと便利です。
内覧会で見逃しがちなポイントには、電気のスイッチ、コンセント、照明器具、窓の開閉具合やドアの動作などがあります。これらの点は、日常的に使用するため必ず確認しておきましょう。
家全体の確認リストと重要チェックポイント
内覧会では、家全体を隅々まで確認することが必要です。具体的には以下のポイントをチェックしましょう。
- 床材や壁の仕上がり…傷や汚れ、塗装ムラがないかを確認します。特にフローリングやクロスなどの仕上がりは慎重にチェックしてください。
- 天井や照明器具…天井にひび割れがないか、照明器具が正しく取り付けられているかを確認します。照明の明るさや色合いもチェックポイントです。
- 窓やドアの動き…窓やドアがスムーズに開閉するか、または閉めたときに隙間がないか確認しましょう。
これらをチェックすることで、最終的に引き渡し時のクレームや不具合を減らすことができます。
引き渡し前に確認すべき設備や仕様
新築の引き渡し時には、設備や仕様の確認も重要です。設備が正常に動作するか、そして仕様通りになっているかをチェックしましょう。
家電、配管、設備の動作確認
新築の家にはさまざまな設備が組み込まれています。家電や配管、暖房設備、冷房設備などが予定通りに動作するかどうか確認することが大切です。特に注意すべきは以下の設備です。
- 家電…冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの設置が予定通り行われているか確認します。特に、取り付け作業が適切に行われているか、電源がしっかり入るかを確認することが重要です。
- 配管…水道やガスの配管が正しく接続されているかを確認しましょう。水漏れやガス漏れがないかチェックすることは、後々の問題を防ぐために欠かせません。
- 暖房設備や冷房設備…温度設定や風量調整機能、音の確認も行っておきましょう。
建物の仕上がりと外観チェック
最後に、建物の外観や仕上がりを確認します。外壁や屋根、外回りの設備が契約通りに完成しているかをチェックすることが重要です。
- 外壁や屋根…外壁にひび割れがないか、屋根の瓦や塗装がしっかりと施工されているか確認します。また、雨樋や排水設備の確認も行い、外観全体の美しさもチェックしましょう。
- 外回りの設備…玄関周り、駐車場、庭の整備がしっかりと行われているかもチェックします。これらの設備は外見に大きな影響を与えるため、入居前に最終確認をしておきましょう。